3−5−5 江戸時代

木津野、徳永などの新田が順次開発された。

以上のように、姫田の微高地には縄文時代早期〜中期の森崎貝塚がある。このことから縄文時代早期〜中期には姫田の微高地はすでに陸化していたと考えられる。また、微高地周辺の段関、備前島の水田は天正年間(1571〜1591年)に、また、木津野の水田は1610年代に新田開発されたといわれている。平野部伏在断層は姫田から備前島にかけて断層変位地形が明瞭であり、その東側では不明瞭となっている。伏在断層が1596年慶長近畿の地震で活動したと仮定すると、備前島から東側で断層変位地形が明瞭でないのは新田開発の影響と考えられる。