神田断層から500〜600m南側の土成中学校付近には、低位段丘2面上に低断層崖がみられる(写真13、写真14)。
土成から浦池の沖積扇状地には逆向き低断層崖があり、地溝状の凹地を形成している(村田,1966;Kaneko,1966;須鎗ほか,1968;岡田,1970,1977)。その南側の九頭宇谷川沿いに低断層崖がみられる。低断層崖の高さは2〜3mである(写真16)。その南西側の沢の頭部は風隙となっており、風隙を構成する堆積物と和泉層群の破砕帯がみられた(写真17、写真18)。