上板町泉谷川左岸側には神田断層の延長線上に和泉層群の破砕帯がみられる。断層の走向・傾斜はN36°E,77°NWであり、白色粘土を挟む。その西側の沢の出口でも和泉層群の破砕帯がみられ、断層の走向・傾斜はN82°E,58°Nである。また、泉谷南側の引野断層付近には阿子島・須鎗(1989)が記載している結晶片岩の破砕帯が認められる。