放射能探査は、国際航業の自社研究として実施した。従来から断層等の割れ目からラドンなどの放射線が検出されること考えられており、その異常値を測定することで断層の位置の確認を行う目的で実施した。今回は、調査対象となる地層が何れも堆積物起源であり、ラドン系列元素からの放射線強度が低いと考えられるため、測定項目の内ラドンエマネーション量を指標とすることとした。
2) 測線の位置
探査測線は、秋葉地区及び丸山地区で、地形地質調査により想定されている断層線に直交するようにほぼ南北方向で10測線371点で実施し、測線位置図は、図2−3−1(前述)に示した。
3) 実施解析期間
平成8年10月13日〜12月1日
4) 担当者
向山 栄(技術士:応用理学)
三戸 嘉之(技術士補:応用理学)