・重合処理時間断面
・マイグレーション時間断面
・マイグレーション前深度断面
・マイグレーション後深度断面
@ R−1測線
全体にわたる連続した反射波は認められない。
反射面として明瞭なものは水平距離0〜150mの100msec付近,0〜300mの200msec付近,500〜900mの100msec付近,1100〜1500mの50msec付近,900〜1500mの150msec付近,600〜1300mの200msec以深で北へ傾斜した反射面があげられる。
重合速度から得られる区間速度は、地表(各トレースに付してある*マーク)から水平距離0〜800mで100msecまでと水平距離800〜1150mで70msecまでのゾーンで2000m/sec以下,水平距離1150m以北で地表から40msecのゾーンで水平距離1150m以南よりやや速くなっている。水平距離0〜1150mで100〜200msecのゾーンでは2000〜3000m/sec,水平距離1200m以北で40〜160msecのゾーンでは2500〜3500m/secとなっている。水平距離900m以北で180msecから200〜300msecに認められる反射イベントに挟まれたゾーンでは3000m/sec以上となっている。 図2−3−1−7−1 R−1測線 重合処理時間断面
図2−3−1−7−2 R−1測線 マイグレーション時間断面
図2−3−1−7−3 R−1測線 マイグレーション前深度断面
図2−3−1−7−4 R−1測線 マイグレーション後深度断面
A R−2測線
全体にわたる連続した反射面が認められる。また、断続的に連続した反射面が認められる。反射面は、地表から50msec付近の全体に連続した反射面(反射面A),水平距離0〜600m付近の200〜250msecで凹部・水平距離800〜1100m付近の200msec付近で凸部・水平距離1100m以降は北へ向かって落ちていく反射面(反射面B),及び水平距離1200mから2100mで180msec付近に認められる反射面(反射面C)に分けられる。
重合速度から得られる区間速度は、水平距離0〜1650mでは、地表(各トレースに付してある*マーク)から反射面Aまでのゾーンで2000m/sec以下,水平距離1650m以北で地表から反射面Aまでのゾーンで2000〜2300m/secとなっている。
水平距離1200〜1600mで反射面Aから180msecのゾーンで2000〜2500m/secである。
水平距離0〜1100mで反射面Aから反射面B,水平距離1100〜1600mで反射面Aと反射面Bに囲まれたゾーン,及び水平距離1600〜1750mで反射面Aと反射面Cに囲まれたゾーンでは2500〜3000m/secとなっている。水平距離1600〜1750mの反射面Cと反射面Bに囲まれたゾーン及び水平距離1750m以北の反射面Aと反射面Cに囲まれたゾーンでは3000m/sec以上であり,測線北端に向かって速くなっている。
図2−3−1−8−1 R−2測線 重合処理時間断面
図2−3−1−8−2 R−2測線 マイグレーション時間断面
図2−3−1−8−3 R−2測線 マイグレーション前深度断面
図2−3−1−8−4 R−2測線 マイグレーション後深度断面
B R−3測線
全体にわたる連続した反射波は認められない。
反射面として明瞭なものは、水平距離350〜700mの200msec以浅に認められる並行した3枚のみである。
重合速度から得られる区間速度は、水平距離0〜500mで地表(各トレースに付してある*マーク)から150msecまでのゾーンで2000m/sec以下,水平距離500m以北で地表から120msecのゾーンで2000〜2500m/secである。
水平距離500m以北で120〜200msecのゾーン(唯一認められる3枚の明瞭な反射面を含むゾーン)では3000〜4000m/secである。200msec以深では明瞭な反射イベントに乏しく有意な区間速度値を見積もることが困難である。
図2−3−1−9−1 R−3測線 重合処理時間断面
図2−3−1−9−2 R−3測線 マイグレーション時間断面
図2−3−1−9−3 R−3測線 マイグレーション前深度断面
図2−3−1−9−4 R−3測線 マイグレーション後深度断面
C RS−1測線
R−1測線に設けられた極浅層(深度100mまで)を対象とした探査である。凹凸はあるものの連続した反射面が75msecまで並行して2条認められる。特に明瞭なものは上位の反射面で、測線全体にわたって70msec付近に認められる凹凸のある反射面である。
重合速度から得られる区間速度は、70msec付近の反射面以浅で約2000m/sec以下であり、以深では2000m/sec以上となっている。
図2−3−1−10−1 RS−1測線 重合処理時間断面
図2−3−1−10−2 RS−1測線 マイグレーション時間断面
図2−3−1−10−3 RS−1測線 マイグレーション前深度断面
図2−3−1−10−4 RS−1測線 マイグレーション後深度断面