１−３−２ 地形地質調査結果の概要
地形地質調査では、関ヶ原断層帯を構成する鍛冶屋断層，醍醐断層，関ヶ原断層，宮代断層の分布地域について、地形面区分、地質層序の確立、地下地質構造の把握を目的とした地形調査（現地での地形面構成層の確認を実施）と、関ヶ原断層について断層の活動性評価及び物理探査・トレンチ調査候位置の選定等を目的とした地質調査（地質概査・精査）に大きく二分される。空中写真判読を主とした地形調査（１５０ｋｍ２）、及び地質概査（４４ｋｍ２）の範囲を図１−２−４−２（前述２−４章）に示した。これらの調査を基に、主にその後の物理探査，トレンチ調査候補地となる地区として、《秋葉・丸山地区》《笹尾山地区》《玉地区》及び《県境地区》の４地区を地質精査位置として選定した（精査範囲：５．４ｋｍ２以上）。