各資料については、市町ごとに分類・整理を行い別冊としてファイルした。
既存ボ−リング資料は地質図の作成等に参考資料として利用したほか、次のことが整理される。
@断層の調査を目的として掘削されたボーリングは無かった。
Aほとんどの資料は、段丘面上において建物の基礎地盤の調査を目的として実施されたものであり、掘削深度20m以下と比較的浅いものが多く、参考となるような資料が少なかった。また、水源用として掘削されたものの中には、深い深度までのもあるが、地質の記載については、詳しいものが少なかった。
B資料の中、断層および断層による破砕帯等の記載はみられなかった。
C岐阜国道工事事務所から収集した資料の内、笹尾山トンネル坑口付近の2孔では深度99m及び67.5mまで掘削され、高有機質土の記載があり、地質的な異常が確認されている。また、低地部の4孔の資料では東海層群が伏在することが推定できる。
表1−3−1−7 各市町管内ごとのボーリング資料数