1−2−4 調査項目および内容

関ヶ原断層帯に関する既存資料としては、杉山雄一・粟田泰夫・吉岡敏和(1994):柳ヶ瀬−養老断層系ストリップマップが最も詳しいと考えられる。図1−2−4−1−1図1−2−4−1−2に杉山ほか(1994):柳ヶ瀬−養老断層系ストリップマップの写しを示す。杉山ほか(1994)では、活断層研究会(1991)と同様に関ヶ原断層帯を鍛冶屋断層・醍醐断層・関ヶ原断層・宮代断層に4区分しているが、醍醐断層・関ヶ原断層については境界が異なる。本調査では、各断層の呼称・分布は、記載が明確な杉山ほか(1994)に準ずることとする。

杉山ほか(1994)及び活断層研究会(1991)を読図し、関ヶ原断層帯について判明している事項(断層の分布,活動履歴,断層の構造)及び不明な事項をを記載する。

図1−2−4−1−1 柳ヶ瀬−養老断層系ストリップマップ(凡例) 杉山ほか(1994)

図1−2−4−1−2 柳ヶ瀬−養老断層系ストリップマップ(縮尺1/100,000図幅) 杉山ほか(1994)