ブリュンヌ正磁極期には、いくつかの短い地磁気の逆転(Excursion)が報告されている(表3−7−1)。このExcursionのパターンより、本ボーリングとの対比が可能である。今回GL−120〜150m(標高−79.62〜−109.62m)の地層にExcursionが認められた。既知のExcursionによると、31万年頃にLevantineと呼ばれるExcursionが認めらるが、60万年付近にはExcursionは報告されていない。従って、GL−120〜150m(標高−79.62〜−109.62m)付近に認められたExcursionはLevantine(31万年前)に対比される可能性が高い。
表3−7−1ブリュンヌ正磁極期に報告されたexcursion一覧表