一般に塩ビ管内での測定は不可能であるが、今回の調査では、試験前にストレーナー箇所を確定していることから、塩ビ管挿入後でも試験可能である。
ここで、電気検層の試験に対しては、塩ビ管の開孔率がデータを左右する。一般的には開孔率が5%を有すれば裸孔で行ったものと差がでないと言われている(東ほか1991)。従って本調査では砂礫層の卓越するG.L−11.85〜31.60mでは開孔率を7%にし、(他の部分は2%)試験を行った。