記載(深度はすべてGL、孔口の標高は40.376m)
2.80m付近
淡茶褐色粘土中にφ=0.5mmの黄白色軽石点在する。
63.30〜63.40m付近
赤紫色のφ=30〜40mm程度発泡の悪いスコリアを含む。
64.70m付近
赤紫色のφ=30mm程度発泡の悪いスコリアを含む。
71.40〜74.40m付近
黒〜暗灰のφ=2mm程度の発泡が悪いスコリアが密集する。
74.85〜74.90m付近
青灰色粘土中にφ=0.5〜1mmの白〜黄白色の軽石が散在する。
75.15m付近
青灰色砂混じりシルト中に白〜黄白色軽石を層状に挟む。軽石はφ=0.5〜1mm程度である。
77.10m付近
灰色シルト中に白〜黄白色軽石を層状に挟む。堆積構造が認められる。
77.60〜77.67m付近
軽石はφ=0.5〜1mm程度白〜黄白色で比較的密集する。
79.84m付近
青灰色シルト中にφ=0.5〜1mm程度の白〜黄白色軽石をレンズ状に挟む。
83.40〜83.70m付近
φ=1〜2mm程度スコリアが密集する。
113.98m付近
青灰色砂礫混じりシルト中にφ=5〜30mmの白〜黄白色軽石を含む。
114.00〜114.45m付近
暗灰色シルト混じり砂礫層中にφ=5〜30mmの白〜黄白色軽石が密集する。
軽石の発泡は比較的良い。
114.79〜115.00m付近
青灰色砂礫混じりシルト中にφ=5mmの白〜黄白色軽石を含む。
116.00〜16.95m付近
暗灰色腐植土混じりシルト中にφ=0.5mmの白黄色軽石をレンズ状に挟む。
121.30〜121.40m付近
φ=0.5〜1mm白〜黄白色軽石が密集する。
121.51〜121.61m付近
φ=0.5〜2mm黄〜黄白色軽石が密集する。
121.70〜121.75m付近
φ=0.5〜2mm白色軽石が密集する。
128.10〜128.20m付近
青灰色シルト混じり砂中に粘土化した軽石をレンズ状に含む。
128.46m〜128.52m付近
青灰色シルト混じり砂中にφ=0.5〜3mm程度の発泡の悪い軽石を少量含む。
128.62〜128.80m付近
青灰色シルト混じり砂中にφ=0.5〜3mm程度の発泡の悪い軽石を少量含む。
130.29〜130.30m付近
暗灰色粘土層中にφ=1mmの青白軽石散在する。
131.37〜131.50m付近
締まりの悪い暗褐色粘土中にφ=1〜2mmの軽石を多量に含む。
133.10〜133.12m付近
青灰色粘土中にφ=0.3〜0.5mmの白〜黄白色軽石が密集する。
132.31〜132.50m付近
青灰色粘土中にφ=0.5〜1mmの軽石が散在する。
134.68〜135.00m付近
青灰色粘土中に黄白〜青白φ=0.5mmの軽石が散在する。
137.28〜137.77m付近
青灰色シルト混じり砂中にφ=0.5〜1mmの白〜黄白色軽石が散在する。
140.90〜141.85m付近
青灰色粘土中にφ=0.2〜0.5mm白から黄白色の軽石を層状に挟在する。
142.30〜142.41m付近
桃白色ガラス質火山灰密集する。
142.41〜142.90m付近
暗灰色腐植土混じりシルト中にφ=0.2〜0.5mmの軽石が散在する。
143.00〜143.05m付近
暗灰色腐植土中にφ=0.5mmの白〜黄白色軽石散在する。
144.40〜144.70m付近
暗灰色腐植土中にφ=0.5mmの白〜黄白色軽石散在する。
146.20〜146.50m付近
青灰色粘土中にφ=0.5mmの白〜黄白軽石点在する。
147.80〜148.10m付近
青灰色粘土中にφ=0.5mmの白色軽石点在する。
148.70〜148.81m付近
青灰色粘土中にφ=0.5mmの白色軽石点在する。
148.80m付近に軽石をレンズ状に挟む。
148.81〜149.00m付近
砂混じりシルト中に火山ガラス含む
まとめ
@GL−60m(標高19.62m)以深では、およそ30箇所でテフラが認められた。しかし、それらの多くは粘土あるいは、シルト中に散在しており、それ自体で層を形成していない。
A特に、テフラが明瞭に認められる部分はGL−121〜122(標高−80.62〜−81.62)、140m(標高−99.62m)付近である。ここではテフラ自体で層を形成している様子が認められる。
B本ボーリングで認められたテフラのほとんどは軽石である。そのなかで、GL−142.3(標高−101.92m)〜142.4m(標高−102.02m)付近には層厚10cm程度の桃白色のガラス質火山灰が密集する。この地層は極めてガラスに富み、広域火山灰であることは間違いないと考えられる。一方、スコリアはGL−63〜84m(標高−22.62〜−43.62)において数層準で認められる。
CGL−113.98〜114.45m(標高−73.60〜−74.07m)付近には直径30mm程度の比較的大きな白〜黄白色軽石を含む。この軽石の供給源は非常に近いと考えられ、榛名山起源の可能性がある。