本調査では、詳細な速度構造を求めるために、下記サスペンション法による検層を実施したが、同手法は地下水位以下しか測定が実施できないため、地下水位より浅部については、下記ダウンホール法を用いた。
@ダウンホール法(地表起振−孔中受振法):
ボーリング孔の孔壁に孔中受振計を固着し、地表にてP波、S波を起振して孔内で受振する。
Aサスペンション法:
ボーリング孔内に孔中受振計を浮遊させた状態で、孔内水を媒介としてP波、S波の起振および受振を行なう。高周波の弾性波を使用するため、詳細な速度構造を求めることができる。