3−3−2 調査結果

b`−1孔は、地下深部までの地質構造を明らかにするため、深度300mまで掘進した。地磁気その他の分析試料についても、本孔を中心として実施し、堆積環境・年代測定のための指標とした。

このため、沖積層を除きb`−1孔について堆積サイクルを基に層序区分を行い、他のボーリング孔との対比を行う。

なお、沖積層に関してはb`−3孔およびba−2〜B−4孔でやや厚く分布している。

深度300mまでの間に、本孔では、上部のローム層を除き、10の堆積サイクル(上方細粒化)が認められる。これらを下部から、J層・I層・H層・G層・F層・E層・D層・C層・B層・A層と仮称する。

ローム層は、下位よりL3・L2およびL1の3層に区分できる。