(4)G層

b`−1孔の深度205.13〜230.50m(標高−188.01〜−213.38m)間に認められ、@下部の礫層、A中部の砂層およびB上部のシルト層からなる。

@の礫層は砂岩の円礫を主とし、チャート・粘板岩の円礫を含む。礫径は 1〜3pを主体とし、最大径は7p以上である。基質は暗緑灰色を呈する中〜粗粒砂からなる。下位のシルト層(H層)とは明瞭な不整合をもって接する。

Aの砂層は、暗緑灰〜緑黒色を呈する淘汰の良い細〜中粒砂からなり、下部では礫層を互層状に挟む。

Bのシルト層は、深度217.95m以浅に分布し、灰〜オリーブ黒色を呈するシルト〜シルト混じり微細砂からなり、部分的に細粒砂および細〜中粒砂を含む。

深度212.29〜213.81m間に生痕化石、深度210.06〜212.37m、214.12〜214.24mおよび215.35〜217.65m間には炭質物を含む。