(3)C測線

@オリジナル波形

巻末に発震点1,30,60,90,120,150,180,210のオリジナルショットギャザー例を示す。

Aフィルター処理

同様に、巻末に発震点1,30,60,90,120,150,180,210の静補正、バンドパスフィルター,AGC、デコンボリューション処理を行った結果を示す。フィルターテストを経た後に最終的に用いたパラメータは以下の通りである。

 ・静補正

  最終データムレベル:標高20m

  置換速度:1500m/s

 ・バンドパスフィルター

  通過周波数帯域:30〜80Hz

 ・AGC

  時間ウインドウ:500ms

 ・デコンボリューション(スパイキングデコンボリューション)

 オペレータ長:50ms

 ノイズ:0.1%

B速度解析

各種フィルター処理を施した結果にCDPソーティングを行った後、速度解析を行った。速度解析を実施したCDP番号は、「88,144,180,224,270,319,365,426,467,514,576,628,752,818」の14CDPである。巻末に、速度解析の結果を示す。

Cマイグレーション

マイグレーションは、速度解析で得られたスタック速度をスムージングした速度モデルを用いて行った。

DTVG

ここで用いたTVG処理は、時間とともに増幅ゲインをdbスケールで一様に大きくする手法を用いた。勾配は9db/secである。

EF−Xdecon

ここでは、Winer−Levinson法による予測フィルターを用いた。フィルター計算条件は以下の通りである。

 ・トレースウインドウ長:100

 ・時間ウインドウ長:1600ms

 ・フィルター長:10

 ・周波数:0〜50Hz

図3−2−13にマイグレーション後の時間断面にTVGとF−Xdecon処理を実施した結果を示す。CDPスタック後、マイグレーション後の時間断面は巻末に示す。

F深度変換

図3−2−14に解析結果図(TVGとF−Xdecon処理後のマイグレーション後の時間断面に対して深度変換を実施して求めた深度断面)を示す。深度変換では、A、B測線と同じ水平成層モデルを用いた。

図3−2−15は、最終断面である図3−2−14をカラー表示した断面である。