巻末に発震点1,30,60,90,120,150,180,210のオリジナルショットギャザー例を示す。
Aフィルター処理
同様に、巻末に発震点1,30,60,90,120,150,180,210の静補正、バンドパスフィルター、AGC、デコンボリューション処理を行った結果を示す。フィルターテストを経た後、最終的に用いたパラメータは以下の通りである。
・静補正
最終データムレベル:標高20m
置換速度:1500m/s
・バンドパスフィルター
通過周波数帯域:30〜80Hz
・AGC
時間ウインドウ:500ms
・デコンボリューション(スパイキングデコンボリューション)
オペレータ長:50ms
ノイズ:0.1%
B速度解析
各種フィルター処理を施した結果にCDPソーティングを行った後、速度解析を行った。速度解析を実施したCDP番号は、「34,68,119,160,200,240,282,311,344,380,419,451,486,519,556,610,665,712,790」の19CDPである。巻末に、速度解析の結果得られたスタック速度を示す。
Cマイグレーション
マイグレーションは、速度解析で得られたスタック速度をスムージングした速度モデルを用いて行った。
DTVG
ここで用いたTVG処理は、時間とともに増幅ゲインをdbスケールで一様に大きくする手法を用いた。勾配は9db/secである。
EF−Xdecon
ここでは、Winer−Levinson法による予測フィルターを用いた。フィルター計算条件は以下の通りである。
・トレースウインドウ長:100
・時間ウインドウ長:1600ms
・フィルター長:10
・周波数:10〜80Hz
図3−2−9にマイグレーション後の時間断面にTVGとF−Xdecon処理を実施した結果を示す。CDPスタック後、マイグレーション後の時間断面は巻末に示す。
F深度変換
図3−2−10に解析結果図(TVGとF−Xdecon処理後のマイグレーション後の時間断面に対して深度変換を実施して求めた深度断面)を示す。深度変換には、A測線と同じ水平成層速度モデルを使用した。