(3)データ収録
観測本部では、発震点位置に応じて受振する96点の受振器を選択し、設定を行う。発震点の準備ができたら、受振点におけるノイズ状況をモニターする。そして、比較的ノイズの小さい時に発震点に連絡し、重錘を落下させる。重錘が落下すると、その横に置いたトリガーセンサーからの信号を受け、データ収録器が各受振器からのデータを収録する。観測者はそのデータを観察し、良好であると判断した場合、そのデータを記録する。同様に同一発震点において、10回程度の記録を収録・保存した後、発震点を次の点に移動させる。このように同一発震点において収録した記録は、解析時に、ノイズを多く含んだトレースを削除した後に、スタック(垂直重合)した。