(1)深作地区
深作地区における従来のボーリング資料では、地層対比のよい鍵層が見られなかったので、崖線を挟んで50mのオールコア・ボーリングを実施した(図2−2−7参照)。その結果を図2−2−8に示し、やはり良好な鍵層は見つけられなかったが、標高−18〜−19mのところに腐食を含むシルト層があり、それを対比するとずれ(高度差)は約60pと小さく、地層が傾斜すると考えると図2−2−8に示すように4/1000程度の傾斜率となり、現在のところ地下の地層のずれを示す積極的な証拠は見あたらなかったとしている。