台地の表層には立川・武蔵野ローム層を主とする関東ローム層が分布しているが、このローム層とその下位層との層位学的特徴から、上記の台地の高度差を生じた原因を推定している。すなわち、ハンドオーガーボーリングと露頭の観察で検討した結果を図2−2−4に示し、鍵層となる東京軽石層が調査地点1および2と調査地点3と4とでは約6mの高度差が生じており、この高度差は見沼代用水の両側の地盤が変位したためと判断している。