2−1−2 関東ローム研究会(1965)および関東農政局(1974)の見解

関東ローム研究会(1965)および関東農政局(1974)は、綾瀬川を境にして、西側を下末吉面、東側を武蔵野面に区分した(図2−1−2参照)。

関東ローム研究会(1965)は地形面高度の違いから綾瀬川以西を下末吉面、綾瀬川以東を武蔵野面に区分した。

関東農政局(1974)は、綾瀬川の西側に位置する標高20m以上の西部大宮台地を、被覆ローム層中に“三色アイス”、“オヤコ”、“Pm−1”および“クリヨーカン”などの軽石層が挟まれることから下末吉面に対比し、綾瀬川の東側に位置する標高15m前後の東部大宮台地を、武蔵野ローム層に覆われることから武蔵野面に対比した。また、その構成層を、中砂・細砂を主体とし斜交葉理が発達していることから、成田層群最上部の木下相当層に対比している。