1−2 調査目的、活断層調査委員会の構成

平成7年1月17日の兵庫県南部地震を契機として、”地震防災特別措置法”が施行され、各地で活断層に関する調査が進められている。

埼玉県では、同法に基づき、首都圏直下型地震の震源の一つとして指摘されている綾瀬川断層について、その性状・活動度・活動履歴等を明らかにし、地震危険度評価および地震防災に関する基礎資料とすることを目的として、本調査を計画・実施したものである。

調査は、下記学識経験者からなる地域活断層調査委員会を設置し、その指導の下に実施した。

<埼玉県地域活断層調査委員会>

委員長 : 堀口萬吉 (埼玉大学名誉教授)

委員 : 角田史雄 (埼玉大学工学部教授)

    : 工藤一嘉 (東京大学地震研究所助教授)

    : 菊地隆男 (東京都立大学理学部助教授)

    : 杉山雄一 (通商産業省工業技術院地質調査所

              環境地質部地震地質課長)

    : 遠藤秀典 (通商産業省工業技術院地質調査所

              環境地質部主任研究官)