2.7.2でも示した通り、この地域においては坂本断層上盤と下盤のMa4〜Ma7層の比高は約50mであるが、活動の累積性は認められない。また、図2−20から平均上下変位速度を求めると0.071m/千年となり、C級の断層である。ただし、本地域は坂本断層の南端部にあたるため、活動性が低かったと考えられており、これは今回得られた計算値とも矛盾しない。