@火山灰を水洗篩別し、細粒砂サイズにそろえる。
A超音波洗浄により粒子に付着した粘土分等を除去する。
Bプレパラートを作成し偏光顕微鏡にて鉱物組成(軽鉱物・重鉱物および火山ガラス)を計数する。
C温度変化型屈折率測定装置(MAIOT)により火山ガラスの屈折率を測定する。
Dガラスの屈折率のみでは同定が困難な試料については、引き続き斜方輝石・角閃石の屈折率を測定する。
大阪層群中には数十層の火山灰層が挟まれるが、それぞれが特徴的な岩石記載的性質をもっており、識別が可能である。分析結果から、ボーリング間の同一火山灰層準の認定および既往文献に示される既知の火山灰層との対比を考察することが可能である。