調査地は東南方向から大阪湾に向かって流れる槇尾川のすぐ南側に位置し、久米田池断層の西側は沖積平野や低位段丘で特徴づけられる。槇尾川の周辺に分布する沖積層は河川堆積物であり、周辺の基盤を構成する領家花崗岩や泉南流紋岩類の礫を含む。低位段丘堆積物も同様の礫を含む砂・礫層である。NNE−SSW走向の久米田池断層の東側は少しずつ標高を増し、中・高位段丘や大阪層群が分布する。