a)バックホーを用い、西側(上盤側)から表層(耕作土)をはぎ取り、下の土砂と混ざらないように区別した。また、東側(下盤側)でも表土をはぎ取り、下の土砂と混ざらないように区別した。
表土をはぎ取った後、東側の上盤側から本掘削を始めた。土嚢等で水止めを行い、掘削を続けた。このとき斜面の崩壊を防ぐために法面にはある程度の角度を付けた。
掘削したトレンチ法面は地層の詳細な観察ができるように人力で余分な土砂を除去し平滑に整形した。
b)整形したトレンチ法面には観察およびスケッチの座標として1mメッシュのグリッドを以下の手順で設けた。
1)トレンチ法面の上端に杭と板で柵を作る。
2)板の水平距離1m毎に釘を打ち、基準点としてのS1などのラベルを釘の下に貼り付けた。
3)トレンチ法面上にレベルを用いて基準となる水平線を求め、水糸を張る。
4)法面上部の1m毎の釘から水平線と直交する水糸を下ろし、これと法面基部との交点に釘を打ち両者を結ぶ。
5)水平線を基準として、各水糸に法面長1m毎に目印を取り付け、水糸で結び1mメッシュのグリッドを作成する。