4−6−3 花粉分析結果

分析試料はNo.2孔の深度13.00〜17.00m(標高16.21〜12.21m)、No.3孔の4.00m〜9.05m・35.95〜40.00m(標高25.60〜20.55m・−6.35〜−10.4m)、No.4孔の5.35〜8.30m(標高26.27〜23.32m)の粘土層である(表4−4)。

分析結果を以下に示す。

@検出された花粉化石の種類

分析結果を、図4−6花粉化石ダイアグラムに示す。

A花粉化石組成の特徴

・ No.2中部粘土……メタセコイア植物群の花粉化石を含んでおらず大阪層群上部に対比される。

・ No.3上位海成粘土……メタセコイア植物群の花粉化石を含んでおらず大阪層群上部に対比される。   

・ No.3下位海成粘土……メタセコイア植物群の花粉化石を含んでおらず大阪層群上部に対比される。

・ No.4上部粘土……メタセコイア植物群の花粉化石を含んでおり、大阪層群下部に対比される。

以上の結果より、上盤側は大阪層群下部〜最下部の地層であり、No.3に水平には連続しない。