4−6−1 火山灰分析結果

ボーリングコアから採取した火山灰の、鉱物組成およびガラスの屈折率を測定した。分析は4試料について行い、採取深度はNo.2孔、深度13.56−13.66m・29.40−29.41m(標高15.65〜15.55m・−0.19〜−0.2m)、No.3孔、深度8.47〜8.49m・13.81〜13.83m(標高21.13〜21.11m・15.79〜15.77m)である。分析結果を表4−2に示す。

この結果から、No.2のGL−29.40〜29.41mの火山灰層とNo.3の8.47〜8.49mの火山灰層は同一のもの判断できる。またこれは千里丘陵のMa5層中に挟まれる八町池Tもしくは八町池U火山灰層と岩石記載的性質が類似しており、対比できる。

No.2のGL−13.56〜13.66mとNo.3の13.81〜13.83mの火山灰層は風化が激しいためガラスが検出されなかった。したがってこの結果から火山灰の同定を行うことは出来ない。