4−4−2 14C(炭素同位体)年代測定

14Cの放射性同位体元素の半減期(5730±40年)を利用した年代測定法であり、4万年程度より新しい年代の測定に用いられる。測定用の試料としては、炭素を含有したものすなわち木片・泥炭・貝殻・骨などが用いられる。

測定方法は大きくβ線計数法と加速器質量分析法(AMS)に分けられる。β線計数法では試料中の炭素量が10g以上必要であるのに対し、加速器質量分析法では0.1〜5mg程度で可能である。今回はボーリングコア中の木片を用い、加速器質量分析法により測定した。