@ 堆積層など弾性波速度の変化を伴う地質構造であれば,観測された人工地震の反射記録を処理して,その地盤の断面図を作成することが出来る.
A また同時に,各地層の弾性波速度を求められる(速度解析).
B 容易に深い地層の探査が可能であり,また深部に低速度層・断層等がある場合でも解析出来る.
C デジタルデ−タ処理のため,解析に個人の主観が入ることが少ない.
<参考;我が国における反射法小史>
昭和25年 W.Harry Mayne CMP重合法の現場技術特許取得.
昭和30年 石油資源開発の5ケ年計画策定,石油資源開発株式会社の設立
昭和31年 プラクラ社(西独)の陸上地震探鉱技術導入.GSI社(米国)の海上地震探鉱技術導入.磁気録音方式(アナログ方式)の用.
昭和34年 MGS社(米国)の音波探鉱技術導入.
昭和37年 DPS(Seismic Data Processing System ;地震探鉱総合解析機,米SIE社)の採用.
昭和41年 CMP重合を行うことができるDPSを導入(米Geo Space社),同時にCMP重合法を実用的に本格採用.
昭和42年 デジタル探鉱機(米Ti社,DFS10000),CDCソフトウェアなど輸入.
昭和43年 エアーガンの採用,デジタル解析本格化.