G3層(細礫層):層厚約0.2〜0.5m。一般に暗褐色を呈し、径5〜20mm程度の角礫からなる。最大礫径50mm。礫種は緑色岩を主体とし希に安山岩礫を含む。マトリックスはシルト混り細〜中粒砂。
M2層(シルト層) :層厚約0.2〜0.5m。北側に層厚を増す。暗灰褐〜褐灰色を呈、有機物片(径3mm以下)を混在する。径5mm以下の小礫を不規則に含む。一部粘土状。含水が高く、軟質であり指圧で容易に変形する。
G2層(細礫層):層厚約0.3〜1.3m。層厚は不規則に変化する。上部は層厚最大0.9m。褐色を呈し、径5〜10mm程度の角礫を主体とする。礫種は緑色岩、片岩を主体とし、粘板岩、チャートも含まれる。基準点E4〜E5、E9〜E10付近に細〜中粒砂をレンズ状に挟在する。マトリックスは細砂であり、指圧で礫は抜ける。下部層は基準点E9より北側には分布しない。径5〜30mm程度の角礫を主体とし、一部に径60mmの円〜亜円礫を含む。礫種は緑色岩、粘板岩、チャートからなりアプライトも含まれる。マトリックスはシルト混じり中粒砂である。M1層(粘土層):層厚約0.3〜0.7m。淡褐〜淡緑褐色を呈し、径10mm以下の角礫を不規則に含む(礫率30%程度)。全体に不明瞭な低角の葉理が認められる。比較礫に締まっており指圧では変形しない。
G1層(巨礫層):層厚約0.5〜1.2m。淡緑褐〜暗褐色を呈し、径5〜40mm程度の角礫を主体とする。最大礫径600mm。礫種は緑色岩、安山岩、流紋岩である。
R 層(基盤岩):一般に暗緑色を呈する緑色岩。葉片状〜細礫状に破砕され、ハンマーで容易に細片状となる。