(8)M3層

@ 分布・構造

本層は西町A・A'両トレンチに分布している。本層はM2層ないしG3層を直接覆って堆積している。層厚は0.5〜1.0m程度である。

本層はほぼ水平に分布している。また、本層の中央部に砂・小礫が密集したゾーンがあり、それもほぼ水平に分布している。

A 土 質

本層は軟質な小礫混じり砂質シルトから構成されている。中央部付近には砂・小礫が密集したゾーンが5〜20cm程度の層厚で分布している。このゾーンはほぼ水平に分布し、本層を上下2層に分けている。そして、上部層には植物遺体が多数混入しているのに対し、下部層には少ないという本層の土質上の境界線になっている。

B 混入物

本層は前述のように、上部層に多量、下部層に少量の植物遺体・有機物を含む。