ここでは、土木学会(1985)の「原子力発電所地質・地盤の調査・試験法および地盤の耐震安定性の評価手法」に従い、リニアメントを変位地形である可能性の高いものから,A,B,C,D,Eの5ランクに区分した。その判読基準を表3−2−2に示す。
なお、Eランクは変位地形以外に起因するリニアメントである。Eランクのリニアメントを抽出することは、無用の混乱をきたす恐れがあるが、本報告書では新編日本の活断層で確実度Vのリニアメントが指摘されている位置に、A〜Dランクが判読されない場合があったので、Eランクも抽出した。
ただし、長さが短いEランクリニアメントは図示するのみでコメントは加えなかった。