図3−11に各コアでの対比面の深度と年代のグラフを、図3−12−1、 図3−12−2、図3−12−3に各断層の対比層準毎の厚み変化量グラフを示す。
図3−11では隆起側コアより沈降側コアのグラフの傾斜が急角度をなすところ(堆積速度が速くなっているところ)に断層のイベントが存在するものと考えられる。亀川沖西断層では5箇所、豊岡沖断層では4箇所、杵築沖断層北側では2箇所、杵築沖断層南側では2(ないし3)箇所の層準で変化が生じているものとみられる。
図3−12−1、 図3−12−2、図3−12−3では各断層の対比層準毎の厚み変化量(沈降側層準の厚み−隆起側層準の厚み)グラフを示しているが、これも層厚の変化が急激に増える層準で堆積速度が変化しているものと考えられる。これから読み取れるイベント層準は概ね図3−11での結果と同等であり、亀川沖西断層では5箇所、豊岡沖断層では4箇所、杵築沖断層南側では2箇所の層準で変化が生じているものとみられる。
表3−4−1 亀川沖西断層 コア対比面一覧表
表3−4−2豊岡沖断層 コア対比面一覧表
表3−4−3 杵築沖断層北 コア対比面一覧表
表3−4−4 杵築沖断層南側 コア対比面一覧表