(1)対比面の認定

鏡下観察によって認められた火山灰層の情報に加え、コア試料の分析(粒度分析、帯磁率測定)結果から、各断層での対比面の同定を行った。図3−10−1図3−10−2図3−10−3図3−10−4図3−10−5中に対比線を示すと共に、表3−4−1表3−4−2表3−4−3表3−4−4に断層毎に認定した対比面の一覧を示す。これによると、

亀川沖西断層では38枚の地層面を同定し、うち33枚が隆起側・沈降側で対比可能である。

豊岡沖断層では25枚の地層面を同定し、うち23枚が隆起側・沈降側で対比可能である。

杵築沖断層北側では23枚の地層面を同定し、うち14枚が隆起側・沈降側で対比可能である。

杵築沖断層南側では24枚の地層面を同定し、うち15枚が隆起側・沈降側で対比可能である。

以上の対比結果を元に、断層のイベント層準を検討した。