2−6−2 地蔵原地域
地蔵原断層以南の涌蓋山周辺の断層群である。桶蓋山北麓の扇状地面上に、溶岩類から成る舟型の小丘陵が突き出している(
図6−1−1
)。この地質分布は、周辺の地形に対して異常である。また、丘陵両側の崖の延長部では、扇状地面上に低崖がみられる。このような地形、地質状況から、丘陵の北および南側の斜面に断層が存在するとされている。