4−1−5 遺跡発掘資料

前述の大分県中部地震のほかにも、歴史資料(豊後国風土記)には、万年山地域で、679年の筑紫国の地震(M6.5〜7.5)によって、山が崩れ、温泉が出たとする話が掲載されている。このような古い地震や文献に記録のない時代の地震の情報を得るために、

歴史・考古遺跡の発掘資料について調査した。調査地付近の遺跡一覧を表4−1−3、表4−1−4に示す。また、万年山地域の遺跡分布を図4−1−18に示す。

これらの遺跡の発掘資料について、各自治体の教育委員会などで調査したが、記録のない遺跡が大部分であり、地震やその痕跡についての情報を得られなかった。