4−1−2 大分県中部地震

1975年に調査地域の南東部で発生した「大分県中部地震」は、記録が残っている限りで、調査地地域におけるほとんど唯一の被害地震である。この地震による被害、震源位置、発震機構などについては、気象庁の観測データをはじめ、種々の資料があるが、本報告では、比較的早期に作成された以下の資料を中心にデータを整理した。

・ 東京大学地震研究所彙報 第50号,第3冊

・ 昭和50年度 文部省科学研究費補助金 自然災害特別研究(1) 002040 報告書

「1975年大分県中部地震の活動と被害に関する調査研究報告」

また、地震被害に関しては、調査受託者が地震発生時に実施した被害調査の報告(渇棊p地質調査事務所,1975)も参考にした。調査結果は、図4−1−5図4−1−6図4−1−7図4−1−8図4−1−9付図1にまとめた。