1975年には、調査地域東部の崩平山東方でマグニチュード6.4の地震が発生し、死者はなかったものの家屋や構造物に大きな被害が生じた。この地震の発震機構、地震による被害などについては、いくつかの報告があり、震源に近い場所で小規模ながら、断層活動に由来する可能性のある横ずれの地表変位が確認されている(村井・松田,1975)。