落ち側）に選定した。図３−３−５−１と図３−３−５−２にボーリング地点を示す。既往文献資料（下山ほか，１９９９）では、この付近では基盤の大分層群上面は、深度１５０ｍ付近にあるとされているので、当初は、掘進深度を基盤上面を確認できる１６０ｍ程度と予定していたが、深度８１ｍ付近以深は礫層が連続しており、コア採取が極めて困難となった。このため、深度９７ｍ以深についてはノンコアで掘進し、深度１１３ｍまで到達したが、用地借用に期限があり、それ以上の掘進作業は行なえなくなったため、この深度で掘進を中止した。

調査結果は、巻末資料に詳細柱状図とコア写真として示した。

別途報告した（報告書第２編）、大野川右岸地区の他のボーリング結果との対比を図３−３−５−３に、Ｋ−Ａｈ火山灰層以浅の柱状図と試料分析結果を図３−３−５−４にそれぞれ示した。