3−3−4 日岡地区2測線(浅部反射法探査:S波)

S波探査の時間断面と深度断面を図3−3−4−1に、速度解析から求めたS波速度分布図を図3−3−4−2に、それぞれ示す。また、オリジナルの波形記録の例を巻末資料に収めた。

反射面はほぼ水平な分布を示し、速度解析におけるS波速度の境界も水平である。地質構造の不連続を示す兆候はみられない。

このことから、2測線の東側で実施した当初の反射法探査で推定された断層は、2側線の南端よりさらに南側に位置していること、および断層の走向は、東西ないし東北東−西南西であることが推定される。