(2)コアの処理・地質観察

・採取したコアは縦方向に半割にし、半分を分析用、残り半分を保存用とし、1mごとに区切られた5m分のコア箱に収めた。ただし、礫層、固結層等は、コア状況によっては、半割を実施しなかった。

・コア箱に収めたコアは、色見本を添えてカラー写真撮影し、以下の点に留意して地質観察を行った

 @粒度変化、A色調変化、B堆積構造、C含有物(貝化石、腐植物等)、D火山灰 、その他

・地質観察は、縮尺1/10程度の地質柱状図として記録した。

・半割コアの分析用部分から地層対比および堆積年代決定に有効と判断される試料を採取し、分析に供した。特に14C年代測定用試料となる貝化石、泥炭および火山灰分析用の火山灰層等に留意して採取する。