(5)変位量の推定
ここで、推定される各イベントのうち、少なくとも上位の3つについては、沈降前に海水準付近まで埋積されていた堆積場が、断層活動によって沈降し、再び海水準付近まで埋積されたとみることができる。このような前提をもとにすると、各イベントでの上下方向の断層変位量は、次のように考えることができる。
イベントT : 現在の海水準との比較から、4.4〜4.6m
〃 U : 層準T、Uの標高の比較から、7.6〜8.0m
〃 V−1 : 層準U、V−1の標高の比較から、約12m