a.推定される重合速度の範囲のなかで、120種の速度を等分に仮定する。
b.各速度でNMO補正を行い、オフセットによらず反射波が同じ時刻に並ぶ速度と時間を求める。
c.図から直接速度を読み取ることもできるが、労力および精度に問題があるため、CMPアンサンブルのデ−タを定速度でNMO補正した後に、
イ. 狭い時間ゲ−ト内でのトレ−ス間の相関(センブランス)を求める(速度スペクトル法)
ロ. 全てのトレ−スを加算して1本のトレ−スとする(C.V.S.法,constant velocity scan)などの方法で整理する。
d.実際には全デ−タを用いた場合には、イ.,ロ.の方法でもCMPの数だけ図が得られるため、読み取りを自動的に行い、これを整理して重合速度を決定する。
図8−1、図8−2、図8−3、図8−4、図8−5、図8−6、図8−7、図8−8、図8−9、図8−10、図8−11、図8−12、図8−13、図8−14、図8−15、図8−16、図8−17、図8−18に、上記の方法で求めた速度解析結果を示す。図中○印は上記のイ.で求めた結果、また×印はロ.で求めた結果である。印の大きさはセンブランスあるいはパワ−の大きさを示している。