・プレフィルタリング…再帰型のフィルタ−を用い、位相特性は次に述べるの位相補償処理で併せてミニマムフェ−ズに直した。
lowcut: 10Hz(バタ−ワ−ス特性)
highcut:90Hz( 同 )
・位相補償…デコンボリュ−ションが有効に働くためには、トレ−スがミニマムフェ−ズ特性であることが条件の一つである。測定系でもっともこの条件を満たさないものは、探鉱機のフィルタ−の位相特性である。これをミニマム位相特性に戻すフィルタ−を設計し、補償を行った。
・振幅補償…次の2段階に分けて実施した。
a.全トレースよりオフセット距離(震源−受震器間距離)別に振幅の時間減衰特性を統計的に求め、この特性の逆数で振幅補償を行った。
b.次に各トレース別に、ゲ−ト幅230msec で平均振幅の時間変化を求め、振幅補償を行った(AAC)。