2−3−2 テレメトリー型探鉱機(G・DAPS−4;地球科学総合研究所開発)

地震計からのアナログ入力データをA/D変換し,デジタルMTに出力する装置である。この装置の特徴として,24ビットA/D変換機能を持つこと,テレメントリー探鉱機であること(リモートユニット内で前置増幅,フィルタ等の処理を行い,A/D変換された後のデジタルデータをケーブルを通じてレコーデイングユニットへ送るタイプの探鉱機),リモートユニット内部でスタック・コリレーション演算を行えること,ノイズエデイット機能を持つこと,などが挙げられる。主な諸元を以下に示す。

・チャンネル数         最大 8192ch / 16ライン

                    516ch / ライン

・サンプリング間隔       8192ch 0.5−4msec

                4096ch 0.25msec

                2048ch 0.125msec

・ノイズエデイット付き分散スタッカー

・テープ出力書式        segy or segd format

                6250/1600 bpi レコーデイング

・ファイバオプテイック/ツイストペア併用

・RSUパラメーターのリモートコントロール

・タッチデイスプレーによる容易なオペレーション

・リモートシステムテスト機能

ジオフォン,ラインテスト

パワー,RSU内温度測定

RSUアナログ適正テスト

・ライン展開,テスト結果のカラーグラフィック表示

・データ解析及びQC用データ処理