(6)地質構造の検討

@対比面のずれをもとにした地質構造運動の推定

前述の対比層準を変位基準面とした時の各孔間の変位基準面のずれを表3−5−1−1にまとめた。これから、調査地の構造運動史が次のように読み取れる。

a. 10,000年BP〜8,200年BP間に約5m北落ちの活動

b. 6,300年BP〜5,500年BP間に約8m北落ちの活動

c. 対比案Aを採用した場合、

c−1.1,500年BP〜3,500年BP間に約2.5m北落ち、約5.3m南落ちの活動

c−2.3,500年BP以後に、約4.8m北落ちの活動

d. 対比案@を採用した場合

d−1.5,500年BP〜3,500年BP間に約7.8m北落ち、約5.3m南落ちの活動

d−2.4,000年BP以後活動なし。