7−3−8 断層活動による地盤変動とそこから直接予想される災害

各断層帯の活動で想定される1回の変位量は、陸域で最大6m程度、海域で最大10m程度とかなり大きいこと、別府−万年山断層帯東部地域の地形、地質的な特徴からみて、断層活動が生じた場合には、次のような、地盤の変位・変形とそれに直接関連する災害が生じる可能性がある。

府内断層と堀田−朝見川断層の海側 

・断層の海側が沈降することによる、広範囲の地域の水没

・高崎山沖の断層が活動した場合の、日出方面への津波

・大分市内の埋立地を中心にした液状化などによる地盤災害

   堀田−朝見川、由布院断層 

・由布岳、鶴見岳を初めとする新旧の火山山体の崩壊

   別府湾中央断層 

・断層変位と同程度の高さの津波(大分方面)