7−2−1 別府湾中央断層系

今回調査結果と島崎ほか(1999,2000)より、次のように評価される。

・位置と走向:別府湾の中央部、走向N71゜W。

・長   さ:全体で20q以上(東端は不確定)。

・変位センス:雁交配列の形状から見て、左横ズレ成分を含む南落ちの正断層。

・変 位 量:K−Ah火山灰が最大20m以上。

・活動イベント:断層の中央部−500〜900年BP(慶長豊後地震に対応)

2,100〜2,500年BP

断層の東部−500〜900年BP(慶長豊後地震に対応)

2,500〜3,500年BP

・活 動 度:K−Ah火山灰の変位量からみて、A級。

・そ の 他:分岐形状からみて、西端から2/3程度の位置から両側に破壊が進行し、かつ、この過程が繰り返されたと推定される。