この地域の代表地点として、地形的に最も明瞭な唐木山断層でトレンチ調査を実施した。その結果、唐木山断層では、地形から想定される南落ちの断層運動は、少なくとも5〜6万年BP以後は生じていないと判断された。
このように、唐木山断層の調査結果をもとに考えると、この地域の他の断層の活動性は全体的に低いと判断される