(1)対比線の傾斜変化からのイベント認定
・対比線@とBの間(河川成の砂礫が出現し始める位置と、最上部泥層下限の間)にイベントが認定できる。砂礫層の堆積上面が堆積時に水平であったと仮定すると、対比線B→A→@と徐々に対比線の傾斜が小さくなることから、B−A間、A−@間に、それぞれ増傾斜運動が生じたと推定される(イベントT、U)。両イベントを合わせた変位量は、北落ち9.3mである
・対比線DとEの間でも、有意に対比線の傾斜が変化しており、イベントが認定できる。全変位量は、北落ち5.8mである。